1. HOME >
  2. 大学・学部紹介 >
  3. キャンパス・学部紹介 >
  4. 理工学部

大学・学部紹介

大学・学部紹介
MENU

キャンパス・学部紹介

びわこ・くさつキャンパス

理工学部

数理科学科/物理科学科/電気電子工学科/電子情報工学科/機械工学科/ロボティクス学科/環境都市工学科/建築都市デザイン学科

ドローン自動飛行プログラムの開発

確かな基礎と幅広い応用力を身につけて、技術開発の第一線で活躍する

めまぐるしいスピードで科学技術が変化・進展を続ける今、大切なのは、未知の理論や新技術が提示された時に、それらを自分のものとして修得するために必要な理工系共通の基礎的な学力と、論理的思考力・分析力を身につけていることです。確かな基礎を築いておけば、新しいことも専門分野以外のことも吸収して、研究開発の第一線で長期にわたって活躍することができ将来、自らのキャリアを多方面に展開することにつながり、強みとなります。
イノベーションは、従来の技術の延長だけではもはや難しく、自身の専門と異なる技術分野を眺める機会を持つことこそが、新価値創造に向けての目を養う訓練になります。それができるのも理学から工学まで、材料技術からIoTやAIまで、或いはハードウェアからソフトウェアまで幅広く学問分野を持っている理工学部だからこその特長です。

学部の学び

学部から大学院までの6年間を見据えた一貫性のあるカリキュラムを展開し、専門領域の学びを基礎から応用へと深める教育を行っています。4回生から所属する研究室では、学部生と大学院生がチームで研究を行い、知識の修得を確かなものにするとともに、技術者・研究者に必要なコミュニケーション能力を磨きます。
また、これからの技術開発を担う人材は、海外で活躍する機会も多く、多国籍のメンバーで構成されたチームのリーダーとして力を発揮できる人材が求められ、より高いレベルの外国語運用能力が必要です。理工学部では、高い次元での外国語によるコミュニケーション能力を身につけるため、理工学部独自、あるいは専門分野を意識した学科独自の外国語教育を充実させています。

学科紹介
■ 数理科学科 ( 数学物理系) ― 数学コース、データサイエンスコース

幅広い領域での数学の研究・活用を通して人類の福祉と発展に貢献する。

本学数理科学科は、前身の数学物理学科の時代から、研究者・教員・公務員・技術者などの幅広い領域で活躍する卒業生を輩出してきました。数学という普遍的性格をもつ学問を学ぶことで身につく論理的思考力と発想力が、それぞれの現場で活かされています。特に、確率論・数理ファイナンスの教育カリキュラムによって金融関連分野を得意とする卒業生が多いことが本学科の著しい特長です。2020年度より導入されている2コース制でも現代数学の修得が軸となっており、低回生で学ぶ線形代数と微積分学を基礎として、より専門的な代数学・幾何学・解析学を学んでいきます。さらに、データサイエンスコースでは,確率論・数理ファイナンスを軸としてデータサイエンスを基礎から学べます。また、数学コースでは、教員・研究者志望者を対象とした少人数ゼミや数理物理学を系統的に学べるプログラムが配置されています。

海外からの招聘教授による講義
■ 物理科学科(数学物理系)

すべての自然科学と工学の中心に、物理学がある。

物理学は、自然現象に潜む法則性を明らかにし、宇宙・地球・物質・生命・社会など「この世界はどのように成り立っているのだろうか」という本質的な問いに答えようとする学問です。めまぐるしく変化し多極化する現代社会を生き抜くための、普遍的で強靭な知的基盤を修得できるのが物理科学科です。本学科では、系統的な専門科目の学習を通じて、全ての自然科学と工学を支える、力学、電磁気学、熱統計物理学、量子力学などの基礎概念を修得します。さらに、多彩な物理学実験、データ計測・処理・解析、プレゼンテーションなどを通じて、論理的かつ定量的な思考力とその実践的な応用力を身につけます。自然の仕組みに関する深い洞察力を養い、科学と技術を架橋する広々とした学問的視野を身につけることで、より良い社会の創出に貢献する人材を育成することが、物理科学科の教育目標です。

最先端の専門的研究に取り組む
■ 電気電子工学科(電子システム系)

電気電子工学の技術の進化に寄与する、想像力豊かなグローバルリーダーを目指す。

電気電子工学は、エネルギー・情報通信などの社会基盤を支える極めて重要な分野です。本学科は、電気電子工学をはじめとする科学技術全般の発展ひいては現代社会の福祉・発展に貢献し、次世代をリードする技術者・研究者の輩出を目標として、専門知識・技能の修得のためのカリキュラムを整えるとともに、新技術の創造に繋がる研究の場を提供しています。本学科の学生は、数学、物理、情報を根幹とする基礎を学んだ後、「電子デバイス」「電子システム」「光システム」「通信システム」「環境・エネルギーシステム」「情報」に関する科目群を通じて専門知識と技能を系統的に修得します。さらに研究活動を通じて、技術の急速な進歩・多様化にいち早く対応し新技術を開発できるための創造性・問題解決能力を養います。

卒業研究の様子(新型太陽電池の性能評価)
■ 電子情報工学科(電子システム系)

「エレクトロニクス」「コンピュータ」「情報通信」3つの分野のプロフェッショナルとして世界で活躍する。

「エレクトロニクス」「コンピュータ」「情報通信」は、安心・安全な社会基盤をなす重要な分野です。電子情報工学科では、これら3分野を柱とした広範な専門領域において教育・研究を実践しています。近年、エネルギー、地球温暖化など地球規模の問題から、医用情報、情報セキュリティなど個人レベルの問題まで、さまざまな課題があります。これらを解決するためには、基礎となる数学や物理学はもとより、電気・電子回路、コンピュータやソフトウェアなどの専門知識、ネットワーク通信やシステムLSIに関する応用知識を身につけ、電子回路設計やプログラミングなどの実践的な技術を磨くことが必要不可欠です。あらゆる分野で必須のこれら専門知識・技術を身につけ、国際的にも活躍できる、我が国を支える技術者を育成します。

電子回路の設計と製作
■ 機械工学科(機械システム系)

最先端のテクノロジーを学んで産業・工業のあらゆる分野で人間生活を支える。

機械工学はものづくりの「原点」を担う学問であり、新素材、高効率エンジン、マイクロ・ナノスケールでの超精密加工技術、人間の頭脳のような判断力を持った制御システムといった先端技術を含めた、産業・工業のあらゆるフィールドを支えています。本学科では、材料、設計・生産、制御・システム、環境・エネルギー、ナノテクノロジーといった分野をしっかりと学ぶことで、工学の研究に欠かすことのできない基礎を修得できます。工学分野の事象を多角的にとらえられるように、幅広い視点と知識を身につけることができる教育・研究を展開しています。機械工学や関連する学際領域における最先端の研究に向けて、高度な専門知識を身につけ、研究開発を通じて、実践的なスキルの修得を目指します。

ナノテク材料の評価実験
■ ロボティクス学科(機械システム系)

工学分野を広範囲に学び幅広い領域で活躍するロボット開発に挑む。

1996年に設立された、日本初のロボティクス学科です。現在、1,400名を超える卒業生が、機械、電気、情報、医療・福祉等の幅広い分野で活躍しています。ロボティクス学科のカリキュラムでは、ロボットの基本である機械工学をはじめ、電気・電子工学、情報技術や、今後ますます重要となる人間支援技術の基礎をバランス良く学習します。さらに、センサ、アクチュエータ、コンピュータ等の要素を統合してロボットを構築するための科学と技術を修得します。多様な先端テクノロジーに精通し、それらを統合して、産業用の製造ロボットをはじめ、宇宙・海洋開発や原子炉内の点検、家事や医療・福祉などの新しいロボット開発に活かせる問題発見能力・問題解決能力を持った技術者・研究者の育成を目指しています。このような幅広い知識を有する人材は、産業界からも強く求められています。

飛行ロボットとその産業応用に向けた研究
■ 環境都市工学科(都市システム系)

環境問題の解決と社会基盤の防災を通して、持続的社会を構築する。

複雑化する環境問題の解決や、歴史文化をも傷つけるほどに激甚化する自然災害への備え、そして老朽化し過密化する都市の再構築には、確かな知識を持った技術者の存在が欠かせません。環境都市工学科では、環境科学や計画理論の基礎を学んだ上で、2回生から環境システム工学コース・都市システム工学コースのいずれかを選択し、専門性を高めていきます。また「環境工学系技術者養成特別プログラム」を修習することで、技術士になるための資格が得られます。卒業後は技術系公務員をはじめ、環境産業・鉄道・高速道路・建設会社・コンサルタントなど、よりよい社会基盤の発展に係わる人材として活躍することが期待されます。豊かな環境や歴史文化とともに快適な生活を目指す学科ですので、高校までに学んだ教科すべての知識を応用して活かせます。

土壌汚染分析のための前処理実験(凍結乾燥処理)
■ 建築都市デザイン学科(都市システム系)

美しく健全な国土の実現を目指し、建築と都市をデザインする。

建築・都市に関する歴史や文化のコンテクストを読み取り、地域の個性を活かしながら、建築・都市文化を継承・創造する理論と方法を理解するために、必要な技術に関する教育研究を行い、建築や都市のデザインに関する新しいニーズ、複合的な課題に応えうる人材を育成します。美しく健全な国土の実現を目指して、人に身近な「建築」と、その総合的環境である「都市」をデザインする能力を養うため、設計製図、歴史・意匠、都市・ランドスケープ、建築計画・法規、環境・設備、構造、建築材料・生産施工といった各専門領域を統合する教育を展開し、「建築」「都市」を創造する能力を身につけます。1回生より各専門領域の選択必修科目を配置し、専門領域を系統的に学修します。

環境との共生可能な都市・街区をデザイン
関連する進路・資格・教員免許など
学科・専攻等 関連する進路・資格など 教員免許
数理科学科 アクチュアリー・証券アナリスト・ファイナンシャルプランナー・基本情報技術者・応用情報技術者 など 中学校教諭一種(数学)
高等学校教諭一種(数学)
物理科学科 高圧ガス製造保安責任者・放射線取扱主任者第1種 など 中学校教諭一種(理科)
高等学校教諭一種(理科)
電気電子工学科 電気主任技術者※1・電気通信主任技術者※1・陸上無線技術士※1・工事担任者※1・特殊無線技士※2・施工管理技士※1 など 高等学校教諭一種(情報・工業)
電子情報工学科 応用情報技術者・基本情報技術者 など
機械工学科 整備管理者・施工管理技士※1・エネルギー管理士 など 高等学校教諭一種(工業)
ロボティクス学科 自動車整備管理者 など
環境都市工学科 土木施工管理技士※1・測量士※1・測量士補※2・技術士補※1・環境計量士・施工管理技士※1 など
建築都市デザイン学科 一級建築士※1・インテリアプランナー ・登録ランドスケープアーキテクト・建築設備士※1 など
  • ※1 卒業後に受験資格が得られる資格
  • ※2 卒業後に取得可能な資格
    (※1 ※2以外は資格取得に必要となる 基礎的な科目の修得が可能)
進路就職状況

科学技術の専門知識を現代社会の課題解決に役立てる。

学部の学びや研究を通して得た高度な専門知識・技術を活かして、多くの卒業生が社会で活躍しています。

[2022年度卒業生 業種別進路決定状況]
  • ◎円グラフの数値は小数点以下第二位を四捨五入により算出。
  • ◎円グラフには研究科を含む。
  • ◎進学率={進学者/(就職者+進学者)}。ただし、進学者には大学院だけでなくその他の進学者を含む。
  • ◎端数処理の関係で100%にならない場合があります。
[2022年度卒業生・大学院修了生 進路・就職先一例]

関連するリンク