入試案内
一般選抜 「情報」の本学独自入試の導入について
本学が独自に作成する「情報」科目を出題する方式を追加します!
2026年度一般選抜入学試験において、本学が独自に問題を作成する「情報」科目を課す入学試験方式「学部個別配点方式(情報型文系/ 情報型理系)」を一部の学部・学科で実施します。詳細情報は本ページで随時更新中です。
対象学部と科目について
導入学部と科目概要配点は学部により異なります。「情報型文系」、「情報型理系」ともに「情報」の出題範囲は「情報Ⅰ」であり、試験問題は同一です。
学部個別配点方式(情報型文系)
学部:経営学部経営学科、総合心理学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部
- 英語
- 国語
- 情報
国語は漢文の独立問題は出題しません。
情報は情報Ⅰが範囲です。
各教科の出題範囲の詳細は6月中旬公開予定の入試ガイドを確認してください。
学部個別配点方式(情報型理系)
学部:デザイン・アート学部※、映像学部、情報理工学部
※2026年4月開設に向け設置届出予定。内容は予定であり、変更する場合があります。
- 英語
- 数学
- 情報
数学の出題範囲は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数例)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)です。
情報は情報Ⅰが範囲です。
各教科の出題範囲の詳細は6月中旬公開予定の入試ガイドを確認してください。
出題方針と学習のポイント
内容 | 形式 | 配点 | 試験時間 |
---|---|---|---|
I 情報技術全般 | マークと記述を併用 | 30点 | 80分 |
II アルゴリズム | マークと記述を併用 | 25点 | |
III データの活用 | マークと記述を併用 | 20点 | |
IV プログラミング | マークと記述を併用 | 25点 |
出題の基本方針
我々の生活を支える情報サービスの提供や活用には、情報技術に関する高度な知識を持った人材の育成が欠かせない。このため、高等学校でも情報技術を学ぶことが重要になっている。本試験では、高等学校で学ぶ情報Ⅰの範囲における基礎的な内容の理解の程度を問うことで、文系理系を問わず本学の学部で学ぶために必要な知識や論理的思考力などを評価することを目的とした。用語暗記を確認する類の出題は控えめに、与えられた問題文から読解力と論理的思考力に基づいていかに解を求められるかを問う出題に重点を置いた。
- I情報通信ネットワーク、情報セキュリティ、データの分析、論理回路に関する基礎知識をもっているかを確認し、さらに知識を活用して解を導く力を問う。
- II並べ替えの基本概念、およびそれを実現するアルゴリズムを考えさせることで、論理的思考力を問う。
- III問題解決のためにデータを整理および活用する能力を問う。
- IV問題解決の方針を与えた上で、プログラムの作成能力を問う。
学習のポイント
- 高等学校で学ぶ情報Ⅰの各単元において、さまざまな情報技術に関する基礎知識を身につけておくことが重要である。このためには、教科書による学習を基本とし、そこに現れる用語の概念を理解し、正確に答えられるようにしておくことが望まれる。
- 用語を暗記するだけでなく、用語の持つ意味を理解することを心がけることが大事である。これにより、情報技術に関する知識をさまざまな場面で活用できるようになる。そのためには、知識の応用場面を常に意識した学習が効果的である。
- 大学で学ぶ専門分野では、文理を問わず与えられたデータやそれを加工した情報から、問題解決の方針を立てることが求められる。入試問題においては、問題文の中で一定の状況を設定し、その読解から問題解決の方法が誘導されるようになっている。そのため、文章を正しく読み解く力と論理的思考力が問題を解くのに必須である。文章全体から、何が与えられているのか、解として何を求めればよいのかを見つけ出し、問題解決の方針をいち早く考えつくことが重要である。そのためには、本質的な部分を残して問題を単純化・抽象化するモデル化の方法、問題を解決する手順であるアルゴリズムに普段から慣れておくことを勧める。なぜこのデータを収集するのか、なぜこの方法でデータを整理するのかを常に意識しながら、練習問題に取り組むことが重要である。
- プログラミングでは、プログラムの基本構造として、順次実行、選択(分岐)、反復(繰り返し)の概念、およびそれらの記述方法を理解しておくことが必須である。変数、代入、配列、関数といったプログラムの基本要素についても十分に学習しておくことが望まれる。そのためには、完全なプログラムを作成することを最初から目標とするのではなく、与えられたプログラムを理解することから始めるのがよい。プログラムを読んで、どのような順番で各命令が実行されるのか、変数の値がどのように変化するのかを追跡することで、最終的にプログラムが何を計算しているのかを示せればよい。たくさんの数および種類のプログラムを読むことで、プログラム作成の能力は確実に向上する。
- 現状の情報技術をより発展させる取り組みに数学の知識は欠かせない。数学科目についても学習を怠らないことが重要である。
- 文章の読解力や論理的思考力を判定するため、問題文が長くなることがある。長く構造化された文章の読解に慣れておくことが大事である。
- 情報科目を用いた入学試験は端緒についたばかりである。このため、大学入学共通テストをはじめ、各大学の入試問題や試作問題を自ら積極的に収集し、解いてみることを薦める。
「情報」科目の試作問題
本学が独自に問題を作成する「情報」科目について、試作問題を6月中旬ごろ公開予定です!
本サイトにて公開次第、本学入学センター公式LINE等でお知らせします。
「情報」科目に関する説明会イベント
今後オープンキャンパスや後半期のイベントで問題の解説や入試説明会などお開催する予定です。実施決定次第本サイトおよび本学入学センター公式LINE等でお知らせします。