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大学・学部紹介

キャンパス・学部紹介

衣笠キャンパス

文学部

人文学科人間研究学域/日本文学研究学域/日本史研究学域/東アジア研究学域/国際文化学域/地域研究学域/国際コミュニケーション学域/言語コミュニケーション学域

幅広い領域の学問を融合して、
現代社会にふさわしい人文学を創り上げる

立命館大学文学部では、関連しあう複数の専攻を束ねた「学域」を設定し、学問の境界を越えて学べる仕組みをいち早く整えることで、時代が求める人文学に対応してきました。さらに、幅広い人文学の専門的素養を生かして堅固なグローバル感覚を養い、国境を越えて世界に学んでいく「地球市民」の育成に力を入れています。地球市民とは、単に外国語の運用能力が高いだけでなく、さまざまな歴史や文化など、それぞれ異なったバックグラウンドをもつ人や地域、国を理解し、尊重できる人のことです。立命館大学には、全国・世界から個性豊かな学生が集まっています。また、教員と学生が近い距離で学べる少人数教育システムも特長です。グローバルな視点と専門的素養や教養を修得しながら、「人間と文化」について学ぶのにふさわしい京都で、人文学を探究してください。

学部の学び

充実した初年次教育
〈大学での専門の学びに必要な5つのスキルを総合的に身につける〉

大学の専門的な学びをスムーズに移行できるよう、人文学を学ぶために欠かせない基礎的な5つのスキルを身に付ける「リテラシー入門」と、専門の学びに備える「研究入門」という少人数制授業を開講しています。これらを連動させることで、専攻の学びを進めるために必要な知見を総合的に高めていきます。

学域・専攻紹介
■ 人間研究学域

人間を根源的に見つめ直し、人間であることに関わる知の可能性を切り拓く。

哲学・倫理学専攻

人間の根源的な問題に立ち返ってよりよく生きるための指標を見つける。

哲学・倫理学は、2600 年もの歴史をもつ最古の学問です。すべての学問の基礎となり、人生の指標を得ることにつながる哲学・現代思想と倫理学・応用倫理学を系統的に学びます。

教育人間学専攻

人間・教育・心の3領域を連動させて現代社会が抱える問題にアプローチする。

人間形成と教育に関わるさまざまな事象を多面的に探究していく中で、人間のあり方を総合的に考えます。人間であること、教えることと学ぶことを根底から支える「生きた知」の修得を目指します。

■ 日本文学研究学域

日本語学・日本文学・図書館情報学の新たな意義を探究する。

日本文学専攻

日本文学の故郷・京都で多様な研究成果に触れながら作品に新しい光を当てる。

日本文学の研究対象は、日本固有の文献や文化現象です。古事記、万葉集、源氏物語などから近世、近現代にまで至る多様な日本文学を総合的に学びます。日本文学の故郷・京都で多様な研究成果に触れながら、絵画や演劇、映像分野の研究、外国文学との比較など新たな研究にも挑戦できます。

日本語情報学専攻

情報技術を駆使して、日本語の多様性、現代における図書館の役割を探求する。

日本語は、千数百年以上にわたる長い歴史を持つ言語であり、地域、世代、性別などによる多様な姿を見せています。この日本語の変遷、多様な実態を解明するために、「コーパス」(大規模な言葉のデータベース)を使った日本語研究に取り組みます。この専攻では、情報化社会における図書館の役割といった今日的課題にも取り組んでいます。

■ 日本史研究学域

日本史から政治・社会・文化を解明、新しい時代を切り拓く。

日本史学専攻

日本の歴史をあらゆる角度から読み解き現代、そして未来の本質を探究する。

充実した歴史的文献を活用しながら、国際的な歴史学、民俗学や美術史など周辺諸学の動向にも目を配り、日本の歴史を政治・社会・文化・対外関係など幅広い領域から学修・研究します。必要に応じて絵画史料、もの史料、聞き取りなども有効に活用して、幅広い視野から日本史を見つめる目を養います。

考古学・文化遺産専攻

人類共通の財産である遺跡・遺物を次代に継承し有効活用する方法を学ぶ。

遺跡や遺物の研究を通じ、社会や文化の成り立ちを解明していく学問です。遺跡・遺物の文化遺産としての価値を社会に還元するための保存と活用に関する学修も行います。実践的な調査方法や自然科学的研究を実習するとともに、学芸員課程の授業とも関連したカリキュラムで将来につながる能力を養います。

■ 東アジア研究学域

ダイナミックに発展するアジア、その新時代を担う人材を育てる。

中国文学・思想専攻

文学・思想から豊かな知識を学びアジアと世界の未来を展望する。

中国文学・思想専攻では、大学所蔵の膨大な文献を活かしながら、時代やジャンルごとのエキスパートが研究を導きます。文学と思想に息づく人間の心の本質を学び、世界で活躍するアジア発の国際人を目指します。

東洋史学専攻

歴史・文化を読み解くことを通してアジアの未来について考える。

アジア社会の歴史・文化を読み解き、時代や地域を視野に入れながら、その構造を理解することを目指します。アジアの経済発展や政治的紛争の要因を解明するカギもそこにあります。東アジア史の核となる中国の歴史研究は、日本の歴史を問うことにもつながります。アジアと日本の明日を考える学問です。

現代東アジア言語・文化専攻

中国・朝鮮半島の「今」を学ぶことで新時代を担う国際人として成長する。

実践的な言語の習得と、海外実習などを通じて、中国・台湾・香港・朝鮮半島や日本、さらには世界各地に暮らす東アジアに出自を持つ人びとの多様な営みや想いに寄り添うことを目指します。

■ 国際文化学域

多様な歴史・文化と向き合い、グローバルな課題解決能力を養う。

英米文学専攻

英語圏の文学・文化研究を通して社会と人間への考察を深める。

英米を中心とする英語圏の文学作品研究を通して、英語表現の特性、作品の文化的・歴史的背景、人間と社会の関係のあり方について考えます。さらに言語的感性を高め、異文化への理解を深めます。

ヨーロッパ・イスラーム史専攻

ヨーロッパとイスラームの歴史からグローバル化社会の未来を構想する。

交流や対立を繰り返してきた二つの文明を視野に入れることで、現代世界の成り立ちや構造を歴史的視点から幅広く考察し、過去と現在の対比から人間社会の多様性や可能性を探求します。歴史的視野を広げることで、混沌とする現代のグローバル化社会にも敏感に対応できる力を養い、異文化への深い洞察力と豊かな創造力を培います。

文化芸術専攻

世界中のさまざまな文化に多角的な視点でアプローチする。

さまざまな言語で展開される物語や宗教、信仰、ファッション、音楽、絵画、建築、マンガなど、多岐にわたる文化が対象です。文化人類学、芸術学、社会学、歴史学、言語学、文学など従来の学問の枠組みを越えた横断的な視点で世界が抱える多様な問題にアプローチします。

■ 地域研究学域

空間を生きる人間の営為(人文現象)を「地域」のなかで探求し、グローバル化する現代の諸問題に取り組む。

地理学専攻

地表上の現象を空間(地域・場所・景観)の視点から解き明かす。

地表上で起こるさまざまな現象を空間的な観点から明らかにすることが目標です。自然現象はもちろん、経済や文化といった人間の営みを研究対象として、多様な手法(調査・分析)を用いてアプローチします。災害や環境問題など、フィールドワーク(現地調査)のみならず、世界でもトップクラスの研究環境を誇るGIS(地理情報システム)を活用して、積極的に取り組んでいます。

地域観光学専攻

複雑な現象である観光を地域に注目して多角的な視座から読み解く。

観光とは、グローバルな現代社会の特徴を濃厚に映し出している現象です。地域観光学専攻では、さまざまな移動が関わり合うなかで織り成される、複雑で重層的な観光の姿を、地域に注目して読み解いていきます。

■ 国際コミュニケーション学域

英語圏文化の知識と高い英語運用能力を使い、国際社会で活躍する人を育成する。

英語圏文化専攻

英語圏の文化、社会、歴史について学び、グローバルな幅広い視野を身につける。

北アメリカやイギリス諸島、オセアニア地域やカリブ海、南アフリカといった英語圏地域の文化・社会・歴史について学び、研究します。英語圏の動きは世界の動きと密接な関係を持っており、そうした動きを多面的・重層的に学ぶことで、将来、世界市民として活躍する上で不可欠な、広い視野を身につけます。文化の研究は人間洞察を深めます。

国際英語専攻

国際語としての英語力を高め、英語の使い手としてこれからの多言語社会で活躍できる人材を目指す。

英語を通じて、ことばの多様性や変化、ことばとアイデンティティとの関係、ことばの習得・教育などを含む、多言語環境にまつわることばの諸問題について幅広い視点から探究します。英語の使い手としてこうしたことばの本質について学び、考える経験を通じて、マルチリンガルなアイデンティティ・視点・思考力・対話力を身につけ従来の国や言語の枠を超えた、これからの多言語社会で活躍できる人材を育成します。

■ 言語コミュニケーション学域

“ことば”と“コミュニケーション”にかかわる多様な問いを探求し、実践する。

コミュニケーション表現専攻

“ことば”が人と人とをつなぐコミュニケーション場面から文章・音声表現までを研究・実践する。

コミュニケーションの理論や方法を学びながら、多様な“ことば” の表現の研究・実践を目指します。教育の柱は二つ。多様なコミュニケーションの分析と実践を学ぶ「コミュニケーション研究・実践」と、表現の分析と実践を学ぶ「言語表現メディア研究・実践」です。こうした学びから、自己と他者との関係性を再発見し、グローバル社会や変化するメディア環境に対応できる次世代型コミュニケーション能力を養います。

言語学・日本語教育専攻

“ことば”のもつ働きや仕組みを学び、さらに、実践を通じて異文化間コミュニケーション能力を養う。

本専攻の教育・研究は二つの柱から成ります。一つは、ことばによる思考や、ことばによるコミュニケーションを探求する「言語学」です。もう一つは、日本語を外国語として学ぶ人たちへの言語教育を、多様な言語文化背景を踏まえて実践する「日本語教育・異文化間コミュニケーション」です。多様性を認め合い、新たな価値観を生み出し、協力してグローバル社会の課題を解決する力を身につけます。

関連する進路・資格・教員免許など
関連する進路・資格など 教員免許
学芸員・図書館司書※2
学校図書館司書教諭※3・測量士補※4
GIS 学術士※5・地域調査士※5・日本語教師※ 6 など
※2 日本語情報学専攻以外に所属する学生は選考による事前許可制です。
※3 選考による事前許可制です。
※4 地理学専攻のみ取得可能です。
※5 地理学専攻・地域観光学専攻のみ取得可能です。
※6 言語学・日本語教育専攻のみ取得可能です。
中学校教諭一種(国語・社会・英語※)
高等学校教諭一種(国語・地理歴史・公民・英語※)
※ 英語については、英米文学専攻および国際コミュニケーション学域の2専攻以外に所属する学生は選考による事前許可制です。
進路就職状況

さまざまな現代社会の問題解決に取り組む人材として、幅広い分野で活躍。

多角的かつ総合的な人間理解力を身につけた卒業生が社会で活躍しています。
約10.9%の学部生は進学し、より専門的な知識の修得を目指しています。

[2023年度卒業生 業種別進路決定状況]
  • ◎円グラフの数値は小数点以下第二位を四捨五入により算出。
  • ◎進学率={進学者/(就職者+進学者)}。ただし、進学者には大学院だけでなくその他の進学者を含む。
  • ◎端数処理の関係で100%にならない場合があります。
[2023年度卒業生 進路・就職先一例]

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